ヘッドホン選びのコツ その1~耳のタイプは?

 御覧の通り、ツイッター上でちょっとした事故がありました。リツイート100、いいねが300を超えたら、補足的に何か書かないといけないかなと思っていたので書くことにします。いえ、バズったから書くわけじゃないんです(笑)この、RTなりいいねなり押してくださった方々の中には、「じゃぁ何を選べばいいんですか?」と思っている方が少なからずいらっしゃるだろうなと、そう思ったからです。

 まず最初に、Synth Sonicというウェブサイトを主宰されているゆにばすさんの、貴重な市場調査のデータに感謝したいと思います。先のツイートは完全なる"乗っかり"ですので、まずそこをしっかりと理解してください。

 そしてこれも申し上げておきたい。。この記事は誰かが答えを見つけられるハウツーの類ではございません。私の経験に基づく些細な考察に過ぎませんので、決して鵜呑みにしないでください。これからの皆さんの選択の塩コショウになればと思っています。その程度の記事です。

 それでは本題です。まずは自分の「耳の傾向」を知ることから始めましょう。

以下の画像を見て下さい。

 ご自分の楽曲の2ミックスの周波数帯がこのような状態だとします。ピンクのポイントにボーカルがある。これをもっと聞きたいのだけど、全体のレベルは結構詰まってきてる。。。そういう状況を想像してください。

 この時、ピンクの周波数をEQでグイっと上げようと思った方、

あなたは「クリエイター耳」です。

 そして緑と青の帯域を抑えて、全体のボリュームを上げようと思った方、

あなたは「エンジニア耳」です。

 クリエイター耳は、緑と青の帯域を"音楽的魅力"と感じてそのままにし、足りない部分(ピンクの帯域)をさらに加えようとする傾向があります。

 こういった方々は、ご自身の好きな楽曲がノリノリで聴けるヘッドホンをお探しになると良いと思います。出音がクリアでベースも効いているのが良いでしょう。私の知る限りのお話ですが、アメリカ人アーティストは結構このタイプが多いと認識しています。だから出音がスーパードンシャリ設定のSONY MDR-7506が人気なのでしょう。おまけにKRKのモニタースピーカーもかなり人気です(笑)

 エンジニア耳は、緑と青の帯域を"過度の出っ張り"と捉える傾向があります。いわゆる修正を先に行いたいタイプです。

 こういった方々は出来るだけフラット特性のヘッドホンを選ぶのが良いと思います。 逆にこのタイプの方がドンシャリ傾向のヘッドホンを選んでしまうと、ドンとシャリの帯域を思い切り削ってしまって、中域山盛りミックスになりやすくなります。 ですので、なるべく華美な部分がなく、正確な出音でオーディオの欠陥を見つけやすいタイプがお勧めです。

 このタイプの方は製品を慎重に選ぶ必要があります。リファレンスにしている楽曲を数曲用意して、じっくり聞き比べをして、すべての曲が思ったように鳴る製品を選ぶと良いと思います。この曲はバッチリだけど、こっちの曲はボーカルが聞こえづらいな、といったことはよくあることです。

 かくいう私はと言いますと、クリエイター耳でありたかったけど、エンジニア耳に該当します(笑)。どちらが優れているということは無いので、ご自身の傾向をしっかり理解し、良い製品を選んでください。

つづく

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