年いちブロガー(笑) 15/15 音源系2017-2018

最後は皆さんの予想通り、音源系で締めくくりたいと思います。

人気…かどうか知らない、また音がいい…かどうかもわからないが、昨年私のプロダクションで本当に活躍してくれた音源のみ、紹介していきたいと思います。

Native Instruments MASSIVE

いまやソフト・シンセの筆頭です。同時に古いシンセでもある。プログラムだけどもう捨ててもいいくらい使い古されている音源ではありますが、昨年もまた変な音をたくさん生み出してくれたので、妄想抜きの事実上の優勝シンセでした。

私はもともとプリセットを使いたがる派ですが、これに関してはプリセットは全く使いません。いちから音作りするのに慣れました。「イメージしてる音を一番速く形にできるシンセ」っていうのがとても大事なポイントだと思う。もひとつ言えば、仕組みとか熟知してるのに、いまだに予想を超えてくること。「そうくるか!」みたいなことも多くて楽しいです。

Xfer SERUM

打ち込み系のクリエイターには欠かせない一台になってますよね。前述のMASSIVEを凌駕するシンセシスを積んでると思います。絶大な人気があるのは周知の事実ですが、個人的にはまだ深くは使えていないと思うので次点とします。

MASSIVEと比べると音がきらびやかな傾向があると思う。FXもいつかのポストで書いたように充実しているので、できる音作りは非常に多彩だと思う。聴いたことが無いような変な音を出せるし、驚きもある。リリースされて数年たちますがまだまだ未来を感じさせるシンセだな~と。。でもMASSIVEの方がちょっと”近い”っていうのかな?素朴で芯のある音作りはMASSIVEの方が得意だと思います。そこで使い分けてることが多いかな。

UVI FALCON

私的に万能型シンセの筆頭。これもちゃんと使えば何でもできるシンセ。確かサンレコか何かにレビューを書いたりしていると思うので、参照していただけると助かります。

いちからバシバシ音作りできるんだけど、私のプロダクションではプリセットが多めに活躍しました。プリセットを選んで細かくいじる使い方です。まだ未公開の音源でも使いまくっているのでここで「何が」とは言いませんが、ポップなものからビンテージなもの、そして劇伴に使えるドローンからシーケンス物まで、本当にたくさんの場面で大活躍してくれました。

いま一番プリセットパックを揃えていってるシンセだと思う。プチ情報ですが昨年末に催された識者の集まり(笑)でも話題に上がったんですが、UVIライブラリーもFALCONで読んだ方が出音がいいのだとか。

Arturia JUP-8V

Arturiaの定番、人気バンドルV Collectionの中ではこのJupiter 8を一番使ったと思います。音作りしやすい。そもそも実機を触ったことがないのでこれが実機的かどうかは知りません。でも感覚的に好きな音が出しやすかった。特にパッド音とリード音をシコシコつくってビヨビヨ動かしたりしました。私的にはプ〇フェットより頼りにしてるシンセかな。

復刻から新規アナログ、デジタル・リメイクまで、昨年もハードウェアシンセ業界がとても盛り上がりましたが、一番実機が欲しいと思ったシンセ。でも状態のいい個体が手に入りづらいんですよね。

ネットなどでは賛否あるようですがArturiaの音は個人的に好きです。弾いた瞬間バッコシ耳に突き刺さる!みたいな感じはしないけれど、オケ中に溶け込みやすいというか、あえて少し距離を感じさせる出音。逆に太くて間近な音ってパッと聞き良く聞こえるけど、オケ中だとポカーンと浮いちゃうことも多いから、たまにやりづらいこともある。曲作りの時って結局何かしらの音楽的機能を求めて音を入れていくわけで、その観点でよく仕事をしてくれたなとしみじみ思います。ジュピのほか、Mini MoogやSolinaもよく使ったな。せっかくだからCS80を立ち上げて…みたいなこともよくあった。

他はSpectrasonics Omnisphereとか、いまだに同Stylus RMXとか、ちょいちょい使ってました。オムニは音がいい。スタイラスはサードパーティのドラムブレイクとか読み込んでて、それの読出しがメイン。が、誰もが知る名シンセだし省略。

シンセではないけど…

Steinberg Cubase のサンプラートラック

バージョン9からDAW内に実装された内部機能のひとつ。サンプラーがあれば他のDAWでも同じようなことは出来るけど、その「サンプラーを立ち上げる手間を省ける」という事が、こんなにも日々の作業に恩恵をもたらすとは自分でもビックリしました。

基本ワンサンプルをいじり倒す感じなので、ネタを切って…みたいなことはDAW上の波形編集+Groove Agentで行うとして、タイムストレッチからフィルターまでCubaseの中にいる編集機能がここでも使えるというのも相当デカかった。

ブログでこそ言えるんだけど、実はバージョン9の時はステムデータなどの書き出し時にサンプラートラックが除外される不具合があって、9.5では直ってます。エディット画面に外からオーディオファイルを投げ込むにしても速度感や安定感が増してるので非常に助かるなーと。

EDIROL R-09 + YAMAHA HPH-MT8

そのサンプラートラックでよく鳴らしたのがフィールドレコーディングで録ってきた音。劇伴系だとあり得る話だけど、普通のトラックメイクでそういったサンプルが大活躍してました。枯葉の音とかパッドに混ぜたり、石がぶつかる音をクラップとかハイハットに混ぜたり。ただの足音でもものすごい低域鳴ってたり。基本的に打楽器か、ちょっとした異音的な扱いしてました。

初心者なのでフィールドレコーディング用のレコーダーとか買いません(笑)ラッパーのシャウトなんかを録る用に大昔に買ってあったEDIROL R09 と、YAMAHAの高性能モニターヘッドホン”HPH -MT8” の組み合わせでやってます。レコーダーはちょっといやらしいくらいパキッとした高域が録れるマイク搭載w。外装がプラスチックかつデザインも仰々しくないので結果的に軽量。携帯より軽いです。また単3電池駆動なのがとても便利。

このセットでフィールドRECやって良かったのは、ヘッドホンがいいヘッドホンだったこと。レコーダー云々もあるけど、それよりも野外(雑音も相当なもの)で高域から低域まできちんとモニタリングできる密閉式を”偶然”選んでいたことがかなりデカかった。モニターが良かったから録りたい音を録れたし、持って帰って作業をしていても、イメージが違うみたいなことが少なかったです。

話それてるっぽいけど、れっきとした大事な音源の話です、えぇ。シンセもドラム類もこれだけいろんなものがデータ、プログラム化されたらどんな音でも簡単に出せるので、まぁまぁ個性を出しづらい状況にあると思う。フィールドRECであれば録った瞬間に”唯一無二の音源”になるっていう面白さがある。

もっといろんな音を採取したいので、ツーリング&フィールドレコーディングクラブとかあったら入りたい(笑)

 

これから使っていくシンセ…(そんなパートいらない)

u-he REPRO1

ベータ版が出てたのでシンセスキー族の間ではいわずもがなですが、私は後ノリした人です。名機プロフェットのモデリング。前評判通り、と言うべきか、期待値通りのガッツリ良い出音で即買いです。ポリフォニック使用のREPRO-5も同時にインストールされますが、これが重たいのなんのって…u-heはいい音のためにCPUリソースを喰ってくタイプのベンダーなのでビックリはしませんでしたが、ちょっと笑った。

ひとつ気になったのは、前述の音の距離感。めちゃめちゃ近いっす(‘ω’)ノ

…とかなんとかツイートしてたら、音楽プロデューサー U-SKE (@USKE_ASADA) 氏から「これも太いよ」と教えていただいた。。。浅田氏、なんていい方なんでしょう(涙)

Synapse-Audio The Legend

見た目でわからん人のために、名機中の名機モノフォニック・シンセ”MiniMoog”のモデリングです。早速試したらおっしゃる通りこれもバッチリだったので明日からの戦闘に持っていこうというところ。これも距離感は”近め”です。Arturiaと使い分けることになりそう。

ただこのベンダー、こんな動画をサイトに貼ってる。聞き比べたら結構違うじゃんということになってると思う(実機の方がナヨってる、甘さみたいなとこ)のだけど、それが敢えてそうしてるのか、笑うところなのかどうなのか…。

という冗談はさておき、実際はいわゆる実機のMini Moogは生産年も古く(復刻版はあるけど)、個体差もあるのでどの個体をモデリングするかでも違う。音の違いは、プログラムという性質からくるオシレーターの正確さや、実機のコンデンサーなどの経年劣化によるものと考えるべき。要するにソフト・シンセは新発売のピンピンしてるMini Moogであると。微々たる差異は前述のREPROも同様。

Tracktion Biotek

新進系(?)DAW、Waveformの会社から出てる変なシンセ(いい意味です)。基本構造は外界の自然音とシンセをモーフィングする感じで、プラスLFOを使って音を動かしたりする。パッド音とかシレっとシーケンス的な感じで使えそう。あんまり聞いたことない感じのプリセットが入ってるのでぼちぼち使っていこうかと。。。

u-he Zebra2

これはま~古いシンセです。劇伴の暫定神ハンス・ジマーも使ってるとか前に聞いたことあるけど、あらためてきちんと使い方を覚えて、モジュラーシンセ的な使い方をできないかと検討、研究中。ハードのモジュラー流行ってて、自分も欲しいは欲しいんですが、なかなかこれだけ多彩に盛り上がると暇が無くて手も出ない。そこを埋めたい。

あと”古い”おかげか、コアユーザーがyoutubeに深めのハウツーをたくさん上げているので参考にしつつ、また変な音できるんじゃないかという期待も大きい。プラスみんな忘れて使ってないだろという予想(笑)

 

ちょっとまとめ…

ここまでくるともう持論みたいで笑っちゃうんだけど、プラグイン同様、やっぱり多くを持ってる事より、少ない数を深く、自在に扱えた方が良いなと思った2017。最初は出るたびに乗り換えて、新しいシンセのプリセットをポンポン変えるのも楽しい。それは否定しない。でも仕事としてやっていくとなると、他人を音だけで納得させる必要がある。ソフト・シンセと言えど出音に感情を乗せる、、、とまではいかなくてもそれに肉薄すべく突き詰められているかで変わってくるのかなと感じた1年だったと。そういう音が、曲が好きだったなと。シンセ界はバッコシ新しい動きや音みたいなのが無かったけれど、そういう面白さがありました。

 

 

以上!勝手なことを言い続けた年またぎ15連ポスト、終了でございます。

 

ながらく駄話にお付き合いいただきありがとうございました。

また何か書くかもしれない。その時はよろしくね。

ではサヨウナラ~

 

 

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