MAC PRO Mid 2010 CPU換装

 

ここ半年くらいもっぱら自作PCで制作しています。楽曲制作はおろかミックスからマスタリングまでやるようになったくらい。最近OSをWindows 7 64bit Proから8.1に。あと少しすると無料アップデートのWindows 10が出るタイミングなので馬鹿だ、なんだと罵られました(笑)まぁOSなんて安定動作すること大前提で、あとは何を使おうが自己満足の世界だと思うので好きなものを使えばいいんです。

満身創痍で制作する日々ですが、あるタイミングで急にMac Proのことが気になりはじめ(というかOSに付属するCore Audioのことが)、、、いろいろ調べ始めてしまい、、、行動に移しました。オトナの工作(趣味の園芸のような)開始です。

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自作した時にグリス残っていたかな?と探すも見つからず、、、新規でCPU用のグリスとヒートシンクをとめている六角ネジを回すため、肢の長い六角レンチを購入。

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CPUはヤフオクで。刻印が読みづらいですが、XEON X5670(2.93GHz 6core SLBV7)です。本当は二個セットで購入するのが好ましいかもしれませんが、適当なものが見つからずバラバラで落札。調べてもロットの確認方法がわからなかったので、勘で(!!)SLBV7の表記があるもの(SLBV5とかもあります)を選びました。価格は二個で26000円くらい!この市場ではよくあることですがいい感じの枯れ具合です(笑)

この世代のMac Proは愛好家も多く、CPU換装自体も事例が多くアップされてます。Prime Sound Studio Formの峯岸氏(aka Mine-chang)もサンレコの連載でCPU換装をとりあげておられましたし、今回はこのサイトも参考にしました。

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作業自体は極めて簡単で、サクサク載せ替え、、、

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ファームウェアなど書き換えの必要も皆無で無事に起動しました。作業時間は15分程度です。

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同世代のCPUの中では、X5680、X5690なんてのもお手頃なレンジになってきていますし、海外のサイトでは換装に成功している事例も見受けられます。が、この2製品はTDPが130Wだったのでちょっと気になりました。Mid2010、Mid2012のデュアルXEONのTDPは80Wから95Wです。ここを一気に130Wまで引き上げることになるので、電源、冷却の面で不具合の可能性もあるなと、、、思った次第です。

もちろん起動する事例があるので動かないってことはないと思いますが、立ち上がることではなくあくまで使っていくことが重要なので、設計上想定内とされているTDP(=95W)に収めるよう判断しました。

気になるベンチマークですが、Geekbench3の64bit Multiが25000を超えました。この数値だけで言うと、

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現行Mac Pro 2013の3.0GHz 8coreと同じくらい。あと1300ほどスコアを伸ばす余地もある程度です。換装前(2.4Ghz 4core)から比べると11000ポイントのパワーアップとなりました。デュアルCPUだとちょっとのクロックアップ(コア数もだけど)でもドドン!とパワーが上がるのが面白いです。

*ただしこのベンチはCPUの演算能力、 メモリのストリーミング速度を総合的に判断するものなので、実際の体感速度はこれに純粋に比例しません。体感速度にはこのほかハードディスクやSSDなどストレージからのデータの読み出し、書き込み速度、グラフィックの描画速度などが大きく関わってきます。

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実際、自作PCの方は21000程度のスコアですが、DDR4メモリ、フルSSD(SATA3 6G接続)のバランスも手伝ってなのか、このパワーアップしたMac Proに比べても圧倒的なパワー感と体感速度があります。

話を戻して、メモリはDDR3 PC3-10600以上はキツイのか??、、、なんてことを調べたりしていますがまだ良い情報が集まっていません。Mid2010におけるもうひとつのボトルネックがストレージとのデータストリーム(SATA2規格)ですが、最近はSSDをPCIe2.0に直結するタイプのマウンターなんかが出揃っているので、つぎはストレージからのストリーム速度を上げてみる”工作”なんかよさそうだな思ってます。

友人にこの話をしていて、「なんでそんなに速さにこだわる?」と聞かれました。

たしかにそうなんです。速ければいいってものじゃない(笑)

でもね、ベンチ的にこのレンジを一度触ってしまうと、なかなか元に戻れないんです。制作にまつわるいろんなことがめんどくさくなっちゃう。。。。また別の沼を見つけてしまったような気がしています。

 

 

 

MAC PRO Mid 2010 CPU換装” への12件のフィードバック

  1. すいません。このようなcpu換装はmacbookproでも可能ですか。
    自分はmid2010のMacBook Pro を使用しています
    SSD、メモリ増設はしたのですがCPUも交換したいです。
    ネットだと難しいと書いてあるのですがやっぱり無理なんですかね

    • ノーネームさん
      ラップトップのCPU換装は不可能ではありませんが、かなり高等な技術を要すると思います。ただ改造という意味ではあり得るかもしれませんが、「使っていく」ことを前提にすれば現実的ではないです。

  2. こんにちは!いつも有用な記事をありがとうございます。
    私も同じmid2010 2.4Gから、5670に換装を考えておりますが、発熱からくるファンの音とか目立つようになりましたでしょうか?お忙しいところ恐縮ですがご教示いただければ幸いです。

    • ランドスケープさん
      コメントありがとうございます。5670であれば当時のmid2010のラインナップの中にも存在するスペックなので、もともとの設計上無茶をしている状態にはならないと思います。私のケースではファンがうるさくなるようなことは特にありませんでした。

  3. SUI様、お世話になっております。
    ebayでちょうど5670が適価で出ていたので落として、昨日来ました。
    いざ、やってみようとすると怖くてストップしました。(*_*)。
    なんせ仕事用のメインマシンなものでして。
    結構ネジが硬いですね。あれぐいって回して緩めて大丈夫なんでしょうかね。
    締める時がまた締めすぎてもいけないらしく、ビビっております。
    こんな所で聞くのは失礼と知りつつい書き込んでしまいました。
    お目汚しご容赦下さいませ。

  4. 無事にうまくいきました。最初の「カチッ」を超えれば後はゆるいでした。
    大体10回し位で外れるといったところです。締めるときは10回以上でもゆるい感じのネジ穴がありましたが、そこは適当にやって、起動したら上手くいきました。
    特に音も静かで問題無いです。

    • ランドスケープさん
      そうですね、ご質問の件、たしかそうだったような・・・と思いつつ、念のため確認してからお答えしようと思っていました。
      無事に解決なさったとのこと、良かったです。

  5. でした。自己解決しました。お心遣いありがとうございます。
    Studio One 3でもワンランク上の粘りが出て良かったと思ってます。

  6. sui様、有益な情報をありがとうございました。
    当方もMacPro5.1(2010)を使用しており、今後CPUの強化を視野に入れているのですが、プラグインのオーサライズ関連が気になりなかなか踏み出せずにおります。
    iLok系は問題ないとして、チャレンジ&レスポンスやCPUID(?)等を取得しているプラグインに、何か不具合など生じたりしないでしょうか?
    (全て一旦デオーソライズしておけばよいのでしょうけれども)
    この点で何かご存知でしたらご教示頂けますと幸いです。

    • maruyama様
      プラグインのオーサライズ、面倒ですよね。私の使用するDAWでチャレンジ&レスポンスを使用するものはSpectrasonics製品くらいのもので、もしかしたらCPUIDが関係しているかもしれないものはいくつか考えられました。しかしこれらで不具合が起こったものはございません。あくまで私の環境で、での話ですが。

      ご参考になれば幸いです。

      • sui様、お返事ありがとうございました。スペソニ大丈夫でしたか。案外大丈夫なのかもしれませんね。。。折りをみて実行してみたいと思います!ありがとうございました。

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